2016年11月30日水曜日

テンホー君の麻雀教室を開催のご報告。

先日、テンホー君の麻雀教室を開催いたしました。

→第1回目の募集時のブログはこちら。

テンホー君をご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、彼は富田屋の新スタッフです。障害を抱えていますが、マージャンが大好き(オンラインゲーム)。マージャンの話になると破顔し、専門用語が飛び出し、軽やかに語りだします。その特技をどうにか生かせないかなぁと考えたのが麻雀教室です。

コーヒー豆屋のイメージとは全くそぐいませんが彼が生きていくヒント、実践経験になればと思いました。将来的にはマージャン教室で生計を立てるのも夢ではないかもです。

マージャンと聞くとタバコ、徹夜、賭ける、という事を連想します。そして、4人いないと出来ないし、出てくる単語は中国語っぽいし、ルールも難しそう。初心者が入り込む余地はほとんど0。でも、やってみたい、という興味、憧れはなぜだか老若男女問わずありそうです。今度マージャン教室するんですよ、と話したり告知すると、本当に意外なほど興味を持ってもらえました。先ほどもパン屋さんが来られて、「あ、テンホー君!麻雀教室、行きたいなぁ」と言い残して帰られました。

 11/13のマージャン教室は大盛況!ではなかったですが、すごく面白かったです。
焙煎したてのコーヒーを飲みながら、楽しい時間です。
正式な参加者はお一人で、娘もやりたいというので参加。
メンツを揃えるためにテンホー君と僕が入り、4人で開催しました。僕と娘は全くの初めて。
参加者が揃うまで僕と娘が先に説明を受けていました。

[基本ルールは揃えればいい]形としては同じ牌を2枚1組、同じ牌3枚か連続する3つの数字を1組として4組、合計14枚揃えればいいという事です。他にもアガリ方はいろいろあるようですが、まずはこれ。
 その上でいろいろな鉄則というか、知らないとなかなか気付けない、出来ないこともありました。
 例えば、あと1枚来たらアガれる状態での待ち方はカンチャン待ちより両面待ちが有利ということ。カンチャン待ちは例えば3と5を持っていて4を待つ状態。一方、両面待ちは3と4を持っていて、2と5を待つ状態。ちょっと考えれば分かることですが、揃いやすさの確率が待ち方でいろいろ変わってきます。
 そして、一番驚いたのは、「リーチされたら降りる」ということ。リーチとは誰かがあと1つで揃ってアガれる状態のことをみんなに表示することです。ウル覚えですが、リーチしたらアガる確率は50%程度だとか。だから、リーチされたら、自分が結構揃っていたとしても、自分の勝ちを捨てて、とにかく逃げる。相手に勝たせないようにするのが良いようです。マージャンでは他人の捨てた牌をもらってアガれるので、捨て方が大事です。相手が捨てたのと同じ牌を捨てたり、他の人が捨ててもリーチした人が反応しなかった牌と同じのを捨てます。その牌を持っていなかったら、それらから推測して捨てるのです。

 いろんな状況判断、記憶力、そして決断力など求められるゲーム。かなり繊細で緻密。テンホ
ー君がハマる訳です。
そして、マージャンの考え方は実生活にも役立つかもしれません。

珈琲の富田屋
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